昔々妻に逃げられる。
ある冬の寒い朝、家の女房ときたら、朝から機嫌が悪いの何のって、そんで、腹立たしさが残るまま、あっしは仕方なく仕事に出かけたんでがんす。
「右や左の旦那様」といつもの物乞いセールスをやりながら、巧いことにアジの開きを頂戴致しました。そんで、喜んで昼飯前に自宅に帰ったんでがんす。
自宅前にさしかかると、女房のやつと来たら、あぁっ、うぅっとか言っておるんでさ。何事かと思って、裏に回って障子に穴を開け、そっと覗いたんでがんす。
すると、女房は、あぁっ、うぅっと窮屈そうに腹を突き出しながら、張り裂けそうな服を着ようとしていたんでがんす。
よく見ると、その服は、初恋の時、私が送ったモンペでした。もちろん、私共は猫ですから、尻尾の穴が空いています。
ところが、その穴に、何十年かで太ってしまったシッポがは入らない。それで、あの言葉を発したみたいでがんす。
その時、冗談で、”ドラム缶 モンペ着られず 冬の朝 シッポは入らず のたうちまわる”とタンカを切ったばかりに、
妻からあっしへ 左パンチ、反射的に、あっしノラ吉から妻へ お返しの右パンチ。
猫神の教える「左のほほを打たれたら、右のほほを差し出しなさい。」の格言はその時あっしの脳裡には浮かばなかった。
学の無さか、品の無さか。
妻の心が見えなかった。昔のノラ吉の物語でガス。
その後、妻は逃げてしまった。
追伸:その日は、25年目の銀婚式の朝だった。
若年猫諸君諸姉、あっしの真似をして簡単にバイバイをしてしまうのはどうか。
あっしはひとりぼっち、私を支えてくれた妻もナシ、今不幸。不幸のどん底よ。まねたらあかんことは、まねたらあかんよ。 ノラ吉談

おはようございます!黒潮市場の古澤です。
初めて、ブログを拝見しました!
>文章は苦手ですが、「心においしい」をテーマに・・
何をおっしゃります!すごくお上手じゃないですか!
また遊びに伺います(*^_^*)
こんにちは^^
革新塾ではお世話になっています。茸蔵の嫁です。
なんだこりゃ?!すごく面白いじゃないですか!!
トラ吉先生、女心は些細な冗談でも、傷ついてしまうと、この時学んだのですね^^;
そして、猫神さまの教えは守りましょう!