子供の頃、田んぼは、ずっと続いていた。
田植え時期になると蛙を釣りに友とよく田んぼに出かけた。
竹ざおに糸を付け、その先に漬け物を付ける。
それをエサに、動かしながら、蛙をつり上げた。
秋になると稲積みの中のわらを取り出し、
隠れ家にし、遊んでいた。
7月末、超早場米の季節がやってくる。
田の稲穂は、どこまでも黄金色に染まる。
お百姓さんはおいしいお米にと、
期待が膨らんでいることだろう。
木々は緑の葉っぱに覆われている。
小ぶりのおいしそうな、でもまだ酸っぱい
子供のみかんができている。

そして、その中の選ばれた
子供達が
大人のみかんへと育っていく。
いろんなみかんがあるけど、
花が咲き、約半年かけてゆっくりとゆっくりと
成長していく。
「育つって、時間がかかるんだ。」
そう、だから人間も。
あせらないでいいよ。

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